原カバンは鞄のお店ではありません。

Unityを使ったゲーム制作のあれこれを綴っていきます。

【アセット紹介】プラットフォーム型ゲームで必要な機能が一通りそろった「Platform Project」

Unity1week

気が付けばUnity1weekが終了していいたうっかりものの皆さんこんにちは。今回からは参加はしないものの、投稿されたゲームは沢山遊ぼうと思っていたのですが、福岡インディーゲームEXPOで出展したゲームをアレコレ修正していたらUnity1weekの期間が終わっていました。
上位にランクインした作品を見ると投稿作品のレベルが益々上がっているようで、ゲームとしてバランスよく完成しているものが上位を占めているように感じます。もうそのままアプリとしてストアに出せそうなレベル。ここ数年で小規模インディのレベルがドンドン上がっているので、私も負けずに精進しないといけないですね。

 

指標になりそうなゲーム

前作の「Wo Long」がゲームクリア後即アンインストールしたぐらいプレイが辛かったので、今回は発売日での購入はスルーして同日発売だった別のゲームを購入したのですが、そちらの方が更に遊ぶのが辛くて結局予定より早く購入することになりました。

コーエーテクモゲームスのTeam NINJAが製作に携わったオープンワールドのアクションRPGです。
Team NINJAと言えば「死にゲー」と呼ばれる高難易度アクションゲームを作ることで有名で、前作の「Wo Long」はパリィができないと人権が無いようなゲームでしたが、今作ではその尖った部分が随分とマイルドになっており、「パリィできれば更に楽しい」ぐらいのレベルの難易度です。
また、「仁王」などで見られた攻撃法を「上段・中段・下段」と切り替える必要があった戦闘も、「流派」という概念に残されてはいるものの、そちらも「切り替えられたら楽しい」ぐらい塩梅で、難しい操作を必要とすることなくTeam NINJA製ゲームの持ち味だった高速でスタイリッシュなアクションを楽しむことができます。

高難易度アクションRPGとして一つの到達点にあるエルデンリングが戦技・魔法を使ったスキル合戦による面白さを表現しているのに対し、こちらのゲームではシンプルな操作によるアクションの面白さを追及しており、複雑なコマンドを必要としない最小限の操作で万人が「操作して楽しい」と思えるアクションゲームに仕上がっています。
今後、同じような形のアクションRPGを評価する際の一つ指標になりそうなゲームだと言えるのではないでしょうか。

 

テンプレートアセット

Unityのアセットストアを利用する理由としては、ゲーム製作で必要となる素材の購入や開発が便利になるツールの導入、といったものが挙げられますが、アセットストアでは色んな種類のゲームの基盤として利用できるアセットも販売されています。

例えばアクションゲームを作ろうとする際には、キーボード/ゲームパッドからの入力処理や自機の移動処理、当たり判定、敵の挙動ばかりでなではなく、状況に応じたアニメーションの切り替えや、各種ギミックの動作等々、プログラミングを作り込む必要のあるものが大量に発生しますが、それらを予め用意されたテンプレートを利用して素材を差し替えるだけで済むとすれば、作業工数は削減されゲームの完成はより早いものになると思います。
また、それ(素材を差し替えるだけ)を良しとしない場合でも、ゲームに必要な処理がどのように作り込まれて実装されているのか、を知ることはゲーム開発者として勉強になるし、レベルアップに繋がる事でしょう。

先日購入したのはそう言った意味で非常に有用な3Dのプラットフォーム型ゲームのテンプレートアセットでした。

 

プラットフォーム型ゲームとは文字通り、足場(=プラットフォーム)の上でジャンプすることがゲームプレイに不可欠な要素となるゲームで、その代表作としてスーパーマリオがあげられることが多いですが、このアセットはその3Dバージョン、3Dマリオのようなゲームのテンプレートとなっています。

www.youtube.com

 

Platformer Project

このアセットではゲームのコア部分のみではなく、タイトル画面、ゲームデータのロード画面、ステージセレクト画面といいた製品版として必要な機能のテンプレートも備えている為、それらに対して特に個性的な仕様を加える必要が無ければ、素材を入れ替えるだけでそのまま利用することが出来ます。

データロード画面

ステージセレクトからメインシーンへ

タイトル画面からデータロード画面へ

 

また、用意されている素材も豊富でキャラクターのアニメーション、SE等は別のアセットを追加で購入する必要がないぐらいに用意されています。

アニメーション設定

SEファイル

自機の移動処理、カメラ操作のスクリプトはキー/マウス入力だけでなくゲームパッドも対応している為、これらの処理を作り込む必要はありません。

 

学習の為に

プラットフォーム型ゲームに限らず3Dのアクションゲームでは状況に応じたアニメーションの切り替えも必要となってきます。
歩く→走るだけでなく、水の中に入れば泳ぐアニメーション、柱につかまればよじ登るようなアニメーションの切り替えが必要です。

柱によじ登る

 

プールで泳ぐ

私がこのアセットを購入した大きな理由は、上の動画のようにこのアセットではそれらが既に実装されている為、実際に動かしながらこれらの処理についてのスクリプトを参照して学習する事ができる為です。

これ以外にも、敵に対して正面からぶつかるとダメージを受け、ジャンプして上から叩くと敵を倒せるようになっており、これらについても実装方法を学ぶことができます。

 

注意点

このアセットでは上記の処理についてタグやレイヤーを利用している為、アセットをプロジェクトに導入する際にタグやレイヤーの設定に対して上書きが必要になります。
この為、既に製作途中のゲームのプロジェクトに対してこのアセットを導入する際には注意が必要です。
できれば新規プロジェクトにこのアセットを導入した上でゲーム製作に取り掛かるようにして下さい

◇プライバシーポリシー

●個人情報の利用目的

当ブログでは、メールでのお問い合わせ、メールマガジンへの登録などの際に、名前(ハンドルネーム)、メールアドレス等の個人情報をご登録いただく場合がございます。

これらの個人情報は質問に対する回答や必要な情報を電子メールなどをでご連絡する場合に利用させていただくものであり、個人情報をご提供いただく際の目的以外では利用いたしません。

●個人情報の第三者への開示

当サイトでは、個人情報は適切に管理し、以下に該当する場合を除いて第三者に開示することはありません。

・本人のご了解がある場合
・法令等への協力のため、開示が必要となる場合

個人情報の開示、訂正、追加、削除、利用停止
ご本人からの個人データの開示、訂正、追加、削除、利用停止のご希望の場合には、ご本人であることを確認させていただいた上、速やかに対応させていただきます。

アクセス解析ツールについて

当サイトでは、Googleによるアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」を利用しています。

このGoogleアナリティクスはトラフィックデータの収集のためにCookieを使用しています。このトラフィックデータは匿名で収集されており、個人を特定するものではありません。
この機能はCookieを無効にすることで収集を拒否することが出来ますので、お使いのブラウザの設定をご確認ください。

●免責事項

当サイトからリンクやバナーなどによって他のサイトに移動された場合、移動先サイトで提供される情報、サービス等について一切の責任を負いません。

当サイトのコンテンツ・情報につきまして、可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、誤情報が入り込んだり、情報が古くなっていることもございます。

当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

●プライバシーポリシーの変更について

当サイトは、個人情報に関して適用される日本の法令を遵守するとともに、本ポリシーの内容を適宜見直しその改善に努めます。

修正された最新のプライバシーポリシーは常に本ページにて開示されます。