口を開けば愚痴ばかり
これまで幾つか作成したゲームをunityroomに公開していますが、思った以上に閲覧されなくて評価もコメントも殆どもらえない皆さんこんにちは。
同じ時期に投稿された他のゲームと比べても閲覧数は伸びてないと感じるし、まるでサムネ画面に人を寄せ付けないオーラでも放っているんじゃないのかと思うぐらい。
今回はunity1weekにも半ば強引に参加してみましたが相変わらず閲覧数は少な目です。
評価が欲しいと言うよりは不具合や改善点等の第三者の意見を求め、unityroomで公開しているのですが狙った通りには行かないみたいです。
もしよろしければ、以下のリンクから飛べるので何かしらコメントをお願い致します。
自作ゲームをunityroomで公開する
さて、unityroomで自作ゲームをアップロードして公開するには
- プロジェクトのプラットフォームをWebGLに変更、Buildを実行
- unityroomのアカウントがない場合は開発者アカウントを登録
- 投稿ゲーム用のページを新規登録し、情報(タイトルとか説明文等)を入力
- 手順1でBulidフォルダに出力された各ファイルを専用ページから順次アップロード
という手順を行います。
アップロードが終われば、手順3で指定したURLを開くとゲームがダウンロードされて遊ぶことが出来るのですが、今回の「W.T.」をアップロードした時はちょっとうまく起動されませんでした。
ダウンロードのローディングバーが伸びたと思ったら、「An error occurred runnning the Unity content on this page,・・・」のポップアップメッセージが表示され、80%ぐらいローディングバーが伸びた状態のままでいくら待ってもゲームが開始されません。
最初は「ネットワークが混んでいるのかなぁ、夏休みだしなぁ」とか気楽に考えていたのですが・・・
1時間
2時間
3・・・
というわけで、ちょうどGhost of Tushimaをクリアしたタイミングだったこともあり、重たい腰を持ち上げて調査することにしました。
調査と対処
表示されているエラーメッセージは「このページのUnityコンテンツの実行中にエラーが発生しました。詳細については、ブラウザのjavaspriptコンソールを参照してください。」と何の役にも立たないメッセージなので、手掛かりを求めてunityroomの質問掲示板を覗きます。
すると意外と同じような問い合わせがあってラッキーでした。
原因は単純なことで、アップロードファイルが違う事。
プラットフォームがWebGLの場合、Bulidフォルダに幾つかファイルが出力されますが、unityroomで指定するwasm.framework.unitywebファイルでなく、asm.framework.unitywebファイルが出力されており、このasmのファイルをアップロードしていたことが原因でした。
wasmでなくasmのファイルが出力されるのはBuild設定のせいですが、これはUnityEditor上で指定するものではなく、ProjectSettings/ProjectSettings.assetファイルで指定する設定です。
このProjectSettings.assetファイルをテキストエディタで開くと"webGLLinkerTarget:0"という設定が記載されています。
「0」という値はasmを出力する設定なので、wasmを出力する場合には「1」を設定する必要があるようです。
上のように「1」に変更する
バージョンアップが原因?
これまでWebGL版のビルドは何度が行っていますが上記の設定をいじったことはありません。
ちょうどUnityのバージョンを2019.4.6fから2019.4.7fにバージョンアップした直後だったので、2019.4.7fのデフォルト設定が"webGLLinkerTarget:0"だったのかもしません。
ただ、2019.4.7fから2019.4.8fにバージョンアップした直後にもBuildを行いましたが、こちらではwasm.framework.unitywebファイルが出力されました。
基本的にUnityのバージョンアップはこまめに行っているのですが、unity1weekのような短期間で開発を行う場合はリリースが終わるまでバージョンアップを控えたほうが良いかもしれません。