状況報告
本来の予定なら今回の記事を更新するタイミングで、現在製作中のアプリ「Dull Things No Life」のAndroid版に関して「Google Playにリリースしました!」とお知らせを掲載するはずだったのですが、後述する問題により今のところアルファ版リリースで進捗が留まっています。
一般公開直前のこのタイミングで進捗が止まってしまうのは予想外で非常に残念で仕方ありませんが、ずっと頭を抱えているだけでは事が進まないので何とか問題を解決できるように努力していきたいと思います。
(追記:解決しました^_^;)
とはいえ宣伝
首を垂れてばかりいても仕方ないのでアプリの宣伝をします。
おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。
「Dull Things No Life」で登場する障害物についての紹介。
Ascii
BGMに合わせて立体化した文字が現れます。
スライディング動作で回避してください。
出現するタイミングは毎回同じなので、慣れてくれば簡単にかわせます。
Window
MontorBikeが近づくと窓の一部が壊れるので、その壊れた隙間を狙ってジャンプしてください。
どこが壊れるかは毎回ランダムなので、じっくりと観察する必要があります。
Net
前回紹介したShutterとは逆で、初期状態では通路がネットで閉じられています。しかしMontorBikeが近づくとその一部が消滅するので、その空いた空間を通って進みます。
半回転しながら避けていくイメージです。
Circle
これは名前だけの紹介です。どんな障害物なのかは実際のPlayで確かめてください。
障害物の紹介は今回で最後です。
ここまで載せた情報は正式リリースまでに一つのページに纏めたいと思います。
で、ここからが本編
EU一般データ保護規則(GDPR)対応
昨年、スマホ用アプリの開発者の間で騒がれていたので知っている方も多いと思いますが、現在EUでは一般データ保護規則(GDPR)とやらが施行されており、EU諸国で単純に広告を埋め込んだアプリを展開する事はNGとなっています。
よって広告表示有りのアプリをEU諸国にも配布しようと思えばGDPR対応が必須となるわけですが、元来面倒くさがり屋で不勉強な性質なので、やらなきゃいけないとは分かってはいるものの、対応が後回し後回しとなっていました。まるで夏休み最終日に宿題を終わらせようとする小学生みたいに。
現在GDPR対応についてGoogle先生に尋ねてみると、対応内容が詳細に書かれた記事がアチコチに発見できます。個人的には以下の記事が非常に参考になりました。アプリの広告にAdMobのみを使っている方はその記事の内容で十分対応可能だと思います。
ざっくりと概要だけ
GDPR対応の手順につい細かく書き出すと長くなるので、ざっくり纏めると以下のようになります。(AdMobを使っている場合)
AdMob側の対応
- https://apps.admob.com からAdMob アカウントにログイン
- [ブロックの管理] > [EU ユーザーの同意]の順にクリック
- 表示される「EU ユーザーの同意」ページで、広告技術プロバイダの選択で「広告技術プロバイダのカスタム グループ」を選び、Googleだけが選択されていることを確認
- 「変更を保存」を押す
アプリ側の対応
- ユーザの居住地をチェックし欧州経済地域(EEA)地域かどうか判定する
- 欧州経済地域(EEA)地域の場合、Personalized対象となる広告を表示してよいかの同意を取る。(EEA地域以外の場合は以後の処理は不要です)
- 広告を表示する(リクエストする)際に、Personalized対象広告に対しての同意情報を反映させる
- ユーザがいつでも同意を変更or取り消しできるようにする
コレだけ見ると特に難しいことをする必要はないみたいです。
アプリ側の対応は自力でスクリプトを組む必要がありますが、私は以下のアセットを使って実装しました。
アセットを使う決め手となったのはアセット内にあるデモ用のダイアログの処理がほぼそのまま使える事で、「同意をしますか?同意した場合は・・・」みたいな文章もそのままでよかったので非常に手間が省けたと思います。
こんな感じのダイアログ、文章がほぼそのまま使えます。
同意情報はPlayerPrefsに保存され、再度ダイアログを開くとPlayerPrefsから同意情報がロードされてダイアログに反映されます。
GDPR対応に頭を悩ませている方は一度検討されてはどうでしょうか?