只より高い物はない
インボイスとかunityのライセンス料変更の件を見て、一度無料だと認識されるとそれ以後にお金を得ようとするとヒステリックな反撃を浴びる、という事を学んだ皆さんこんにちは。負担ゼロに群がる層はトコトンまで負担ゼロに固執するという事でしょうか。曖昧だった税負担を明確化されると困る方々が多い事は分かりましたが、自分の不利益を「この制度で日本のサブカルチャーが潰れる~」とか「最終的には消費者全員が困窮する~」とか大きな主語で覆い隠す言説は不愉快で理解されないので止めた方が良いと思います。
ソウルライクなソウルライクゲーム
今年に入ってから所謂「ソウルライク」と呼ばれるゲームがインディーゲームスタジオからも続々発売されるようになりましたが、本格的にフロムゲー好きに贈る「ぼくのかんがえたさいきょうのダークソウル」を体現したゲームがつい先日発売されたのでフロムゲーが好きな私も多分に漏れず購入しました。
ストーリーはピノキオを題材としていますが、ゲームシステム及び操作感はSEKIROを踏襲しており、世界観はブラッドボーンがベースになっていると思われ、ソウルライクという形容詞以外に言葉が見つからないほどのソウルライクゲームとなっています。
登場キャラクターは韓国ゲームらしく癖のない美形キャラで、ゲームの舞台は細部まで作りこまれたベル・エポック時代のダークかつエレガントな背景に立体感のある攻略ルートが複数構成されており、非常に遊びごたえ、攻略しがいがある内容だと思います。
ボスや頻繁に登場するエリートエネミー(強モブ)は動きを見極めやすいものの非常に硬く、倒すためには同じ操作をミスせず繰り返さないといけないので少しダレますが、それを踏まえてもフルプライス(8,000円以上)で購入する価値はあるではないでしょうか。
Unity1.57Week
先々週からunityroomにて開催されているUnity1weekですが、いつもの如く製作期間内は間に合わなかったもの、なんとか評価期間の間に提出することができました。
お題が「1ボタン」という事で、以前からリズムゲームを作ってみたいという願望もあり、丁度「1ボタン」=「1操作」で完結できるし、丁度シルバーウィークだし、という事でチャレンジしてみました。
今回は「できるだけシンプルに、かつ動きのある絵作り」という事をテーマに掲げてデザインしてみましたが、開発時間が製作期間内に収まらず当初の想定から規模を大幅に縮小して完成の運びとなりました。
上のリンクから遊んで頂くと分かりますが、ゲームのプレイ時間は1分半の非常に短いゲームとなっています。
当初は全2,3ステージでサイドビュー、トップビューに加えて3D視点からのプレイも構想しており、登場するギミック(ノーツ)の種類も多い予定だったので口惜しい限りです。
使用したアセットについて
今回はノーツが移動してくるタイプのリズムゲームだったので、BGMと連動してノーツが開くタイミングと、ノーツが移動する時間、クリックタイミングを示すノーツの色が変わる時間等を各ノーツ毎に計る必要があったので、Koreographerというアセット使用してそれらのタイミングを計っています。
お値段が少し高めですが、使用する楽曲の波形を見ながらイベントを発行するタイミングを設定できるし、楽曲データの音の強弱等を線形データ化することができたりするので非常に有用です。
サンプルシーンでは典型的な音ゲーを実装しているシーンもあるので、そちらを参考にしながら音ゲーを作ることもできます。
ここら辺の使い方については下の記事にまとめているので興味のある方は覗いてみて下さい。
また、ゲームに登場するノーツは全てShapesというアセットを使用して構成しています。
こちらはゲーム空間に円、線、矩形といった図形のオブジェクトを作ることができるアセットで、スプライトや3Dモデルを使用せずに図形を表現できる分、軽量かつ綺麗にオブジェクトを表示することでき、図形の変形といった動作もDOTweenと併用すれば簡単に作ることが出来ます。
こちらもかなり高額アセットですが、その分かなり有用なので、次回にでも記事にして紹介したいと思います。
プレイ動画
最後に今回作成したゲームのプレイ動画を作成しました。
動画の通り非常に簡単でサクッと遊べるゲームとなっているので、興味のある方は上記のuntiyroomへのリンクから遊んでみて下さい。
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数学的迷宮脱出ゲーム「W.T.」は現在早期アクセス版をリリース中です。
近々ゲームコントローラーにも対応予定ですのでよろしくお願いいたします。