原カバンは鞄のお店ではありません。

Unityを使ったゲーム制作のあれこれを綴っていきます。

【アセット紹介】動的にテクスチャを編集できるTexture Adjustments

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妥協

今秋から毎週放送されている鬼滅の刃はとりあえず猗窩座が登場してから見ればいいや、と思っている皆さんこんにちは。気が付けば放送時間が過ぎている、来週こそは見ようと誓ってもYoutubeみたりゲーム制作やらでつい時間を忘れて結局見逃してしまうので、もう最後の決闘シーンだけ見れたらいいや、と自分に妥協しています。Netflixとかに入ってまで見返す気はないし。

 

独身の日セール

毎年11/11は中国で「独身の日」だそうで、それにちなんでUnityアセットストアでは「独身の日セール」と題して大型セールが開催されていました。
有名どころを含む数多くのアセットが50%~70%オフで出品されており、ほぼ投げ売りに近い状態、中国さん有難う、日本人は中国の歴史も文化も料理も大好きです、ただ、共産党が嫌いなだけです。

というわけで、今年は以下のアセットを購入しました。

assetstore.unity.com

assetstore.unity.com

「Flat Kit」は以前から欲しかったシェーダーのアセットで色々なトゥーンレンダリングとポストエフェクトを実装する事ができます。このアセットについては後日記事にする予定です。
「Texture Adjustments」は全然知らなかったのですが、セール品を漁っていたら偶々発見して面白そうだったので購入しました。今回はこのアセットのご紹介

 

Texture Adjustments

一言で表すと「エディタ上でテクスチャ編集が行えるアセット」がこのアセットになります。
これまで3Dモデルに適用するテクスチャは、GIMPなどの外部ソフト使って色相やら輝度やら彩度やらを変更していましたが、このアセットを使うとエディタ上で同じような編集を行うことができます。

導入法はまず、window>VacuumShaders>Texture Adjustments から

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編集ウィンドウを開きます。

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編集対象となるテクスチャとそれを参照しているマテリアルを選択

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Addボタンを押して編集させたい項目を選びます。
今回は色相(Hue)を変更したいので「Hue/Saturation/Lightness」を選択

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Hueの値を変更してテクスチャの色相を変更したら、下のSave Textureボタンを押すと新しいテクスチャとして出力することができます。

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試しに下の3Dモデルについて、

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Texture Adjustmentsを使ってHueを変更したテクスチャを左のモデルにのみ適用すると

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こんな感じ、色違いのモンスターなどはこのアセットを利用すると直ぐに作ることが出来ます。

 

動的に変える

まぁ、これだけなら面倒でもGIMP等を使うことで代用可能ですが、このアセットでは上のテクスチャ編集の処理がAPI化されているため、スクリプトから動的にテクスチャの編集を行う事ができます。

最初に色相(Hue)の変更を行うクラス(Adjust_HueSaturateLightness)を作成し、編集後のテクスチャ(adjustedTexture)を定義しておきます。

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Start関数でモンスターのMeshRendererからマテリアルを取得、マテリアルが参照しているテクスチャを取得します。

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Update関数で色相(Hue)の変更を反映します。

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色相(Hue)はInspector上にAdjust_HueSaturateLightnessクラスのメンバ変数が表示されるので、このHueの値を変更すると動的に変更が可能となります。

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試しにDotweenを使ってHue値を変えてみます。右のモンスターの色相が徐々に変化していることがわかると思います。

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このアセットはテクスチャの編集以外にもカメラエフェクトにも使用できるのですが、それはまた後日の記事で紹介します。

 

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