疲労困憊
三泊四日のホテル暮らしで奥歯が歯槽膿漏になった虚弱体質な皆さんこんにちは。ホテル滞在中は普段はしないのにコンビニでお酒とスナック菓子を買い込んで晩酌しながらダラダラと過ごし、かつ枕の高さが合わなくて熟睡できない日々だったので気が付けば歯磨きしたら奥歯の歯茎から血が出るようなってた。怖い怖い。
まぁ、久しぶりの東京でかつ吉祥寺は初めてだったので浮かれ半分、緊張半分で余りリラックスできなかった事もあるんでしょうが、体調には気を付けたいと思います。
TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2025
といわけで、3/8,9に東京吉祥寺で開催されたTOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2025(以下、TIGS)に出展してきました。
吉祥寺は初めて訪れる場所で駅周辺しか探索できていませんが、入り組んだ狭い路地に雑多なビルが立ち並び、いつも訪れている都心とは少々異なる印象、それでもやはり東京都らしく人込みは地方都市の繫華街並みで、そんな中にTIGSの看板やら街頭フラッグやら飾られていて大きなお祭りのような雰囲気でした。
会場は武蔵野公会堂と東急REIホテルがメインの会場で、そのほかにも吉祥寺PARCOと吉祥寺マルイでもゲームの展示が行われていました。私はワンオペ参加だったので他の会場を回ることは出来なかったのですが、二日目の一般デーでは開場前の待機列も凄かったようでどこの会場も多くの人で賑わっていたようです。
私の展示ブースがあった東急REIホテル
ホテル前に飾られていた横断幕
Xを「#TIGS2025」で検索すると会場を訪れた方の感想が結構な数投稿されているので、それだけも当日の盛り上がりを知ることが出来るのではないでしょうか。前述のように私は展示ブースに張り付きで他の会場の様子を知ることが出来なかったので、今回は出展者が定点観測で感じた内容等々を振り返ってみたいと思います。
先に反省
今回出展するにあたりTIGS用の新ステージを約一週間前に作り終え、かつイベント前日に東京入りするという結構余裕のあるスケジュールを組んでいたのですが、その余裕が油断を生んだのか、東京に向かうに辺り必要な物を色々と忘れてくるという失態を犯してしまいました。
お陰でイベント前日はそのまま設営に向かって、後はゆっくりと過ごそうと思ったいたものが、忘れたものの代用を探す時間が必要となり結構バタバタなスタートを切る羽目に。
その影響もあってかイベント当日は一日目も二日目も思うように行かなかったことが多かった気がします。想像以上に人が来てくれなかったり、逆に人が途切れず連続でPCを稼働させた影響かラグや遅延がボロボロ発生して遊んだ方に申し訳なかったり等々、成果を得たというより反省点や改善点が多く見つかった結果になりました。
参加する前は「これはイケる!」と意気揚々としていただけに鼻をへし折られた気分です。
というわけで、以降は少しネガティブな視点での感想が多いと思いますが、ご了承ください。
展示ブースと展示作品
下の写真は今回の展示会で設営した私の展示ブースです。
PCモニターが14incの小さいモニターだったため、モニター台を購入して現地に送っていたのですがブースが長机の半分というスペースしかないので配布用のA4クリアファイル、ポスタースタンドにノートPCを置いたらモニター台を置くスペースがなくなり、泣く泣く机の上にモニターを直置きしています。
操作説明用のパネルとPSコントローラーは置き場が無くて、仕方なくクリアファイルの上に配置。非常に窮屈なブースとなっております。(二日目はこれに缶バッチ用のトレイも置いたのでさらに窮屈に)
今回展示した作品は「Under A Groove」という作品で、基本的にリズムゲームなんですが『遊べるMV』をコンセプトに操作の正否に応じてアニメーションが分岐するのが特徴のゲームです。去年も色んな展示会で披露したのですが、今回はTIGS用に新しいステージを作成して展示しました。
イベント当日
一日目はビジネスデーという事で会場に訪れる方もゲーム業界の関係者やメディア系の方々がメインとなる日です。
なので既に話題となっているタイトルや、メーカーやパブリッシャーと契約している、もしくはチェックされているタイトルのブースに人が集まることは予想されていましたが、まぁ予想以上に人が来なくて、私のような場末のブースに訪れてくれた方は5時間の開場時間で20人前後ぐらいだったでしょうか。
意気込んでクリアファイルを200枚ほど用意していたのですが、一日目は全然捌けなくてちょっと頭を抱えました。遊んでくれた方から感想を聞く時間より隣のブースの方と喋っている時間の方が長かったと思います。
私の展示ブースがあったコニファールーム
二日目は一般デーで10時開場。昨日とは一転、多くの方が訪れてくれました。
会場の通路はそこそこの広さがあったと思うのですが、それでも人が詰まって進めなくなるぐらい込み合う時間帯があったりして、どのブースも試遊される方が途切れることは殆どなかったのではないでしょうか?
二日目は試遊された方には缶バッチを配っていたので、そこから試遊された人数を計ると80人以上の方に遊んでいただくことができました。ありがとうございます。
用意していた200枚のクリアファイルもすべて配る事が出来ましたし、それなりに作品のアピールはできたと思います。
東急REIホテルでのメイン会場だったホールむさしの
しかし、なんせ前述のように試遊中に何度も描画の遅延やラグが発生し遊んでいただいた方に「ちょっと(操作の)反応が遅れてくる」と告げれること多数で、本当申し訳ない限りです。内部処理が必要等々の課題が多く見つかった展示会となりました。
良かった事と言えばXのフォロワーが増えた事と、一日目の懇親会で色んなとお話しすることができて、海外の方ともgoogle翻訳の力を借りながらコミュニケーションが取れた事ぐらいでしょうか。
懇親会は本当に楽しかったです。主催の方、お話しさせて頂いた方、ありがとうございました。
振り返って
TIGSは今年最初の出展イベントで、あまり成果を感じられず思うよういかなかった事が多かった結果となりましたが、課題が多く見つかった事をプラスととらえて「Under A Groove」という作品を色んな方に楽しんでもらえるようなゲームに仕上げて行きたいと思います。いろいろな出会いもあり、出展したこと自体はとても有意義だったと思います。
去年に引き続き今年も積極的にいろんなイベントに出展したいと思っておりますので、会場で見掛けた際にはよろしくお願いいたします。