アパレル
あまり馴染みのないアパレルショップでズボンを購入して「他に何か御用はございませんか」と店員に言われたので手頃そうなニットに手を出したら以外に高額でそっと棚に戻した物価高が憎い皆さんこんにちは。ただのニットに五万オーバーとか手がでません、カシミヤでも入っているんか。「えー、五万円とか普通じゃん」と言える身分に早くなりたいものです。
ChatGPT
2022年11月にOpenAIという企業がリリースした「ChatGPT」は対話型のAIサービスで、キーワードを指定するだけで小説や脚本を書くだけでなく、プログラミングまで記述してくれるという事で今現在、IT界隈で非常に話題になっています。
また「ChatGPT」では他AIサービスよりもより自然な会話が日本語でも行えるようで、その特徴を利用して日本語の文章を添削してもらうことも可能です。
日本語の文章が添削できるという事は、日本語から英語に翻訳した文章に対して「英語として不自然な翻訳となっていないか」や「日本語の文章と同じようなニュアンスの文章となっているか」等々も確認してもらえそうです。
これまでゲーム内のテキストはGoogle翻訳等を使って英訳した後、その文章を日本語に翻訳しなおして不自然な文章になっていないか確認を行い、原文を翻訳しやすい文章に修正するなどして対応を行っていましたが、ChatGPTを使えばその手間も省けるかもしれません。
アカウントの登録と使い方
最初にOpenAIのページにアクセスします。
ChatGPT: Optimizing Language Models for Dialogue
色々と文字が書かれたページが表示されますが、左下の「TRY CHATGPT」をクリックします。
次にアカウント登録の画面に遷移するので「Sign Up」をクリックし、GoogleやMicrosoftのアカウントを持っている場合はそのアカウントで登録します。
(別のアカウントにしたい場合は新規のカウントで登録が行えます。)
登録が完了するとChatGPT内で使用する名前を聞かれるので好きな名前を入力します。
この後、いくつかポップアップが表示されますが、全て『Next』で進んでしまって問題ありません。
最後まで進むと以下のような画面となります。
Slackや他のWebサービスのチャットのように、画面下にあるボックスにChatGPTへ質問したい内容を入力して、Enterキーを押して送信することでChatGPTと会話を行うことができます。
添削してもらう
早速、現在制作中のゲームで使用する英訳テキストについて添削してもらいました。
日本語の原文はこちらです。
これを、Google翻訳等使って英訳した文章に対して「不自然な箇所があれば教えてください」と尋ねてみます。
『文章全体に不自然な点はありません。』と回答をもらいました。
一瞬、”おぉ、問題なかった。Google翻訳もすごいなぁ”、と感心しかけたのですが、念のため、質問の文章を少し変えて「英語として不自然な箇所があれば教えてください」と尋ねてみると
なるほど、やはり『英語として』不自然な箇所が幾つかあったようです。
つまり、最初の"不自然な箇所はありません"という回答は、質問が日本語で行われているということで、ChatGPTの中で英語→日本語変換を行い不自然な箇所がないか、の返答らしく、英語として間違っているか尋ねる場合は、きちんと「英語として不自然な箇所を教えて」と正確に伝えないと意図を理解してもらえないようです。
翻訳してもらう
というわけでChatGPTへ先程と同じ原文を「以下の文章を英語に翻訳してください」とお願いしてみると、以下のように翻訳してもらえました。
前述の「英語として不自然な箇所」は改修されているようです。
次に原文が描いているの場面(数学科の講師R.D.が同じ研究室の講師W.T.へ手紙を送っている)についての説明も加えて英訳をお願いすると
おおむね同じような文章となりましたが、微妙に異なる英文となっている箇所も見受けられます。
なので、今度は異なる英訳となっている箇所について、そのニュアンスの違いについて説明をお願いしてみます。
なるほど、それぞれの文章では、個人として純粋に驚いているか、研究室への利益も含めて驚いているか、の違いがあるようです。
まとめ
ChatGPTを使うと解像度の高い翻訳が行えることが分かりました。
英語力が低い人間にはわかりずらいニュアンスの違いも細かく解説してもらえるので、おかしなローカライズも避けられそうです。
ただ、正確な回答を得るには質問を省略せず正確に伝える必要があることも分かりました。
- ChatGPTに対する質問は意図を正確に伝える必要がある
- 場面の説明も加えて翻訳してもらうことができる
- 英語のニュアンスの違いついて確認することができる
現在ChatGPTは試行中の為、誰でも無料で使用することができます。
ただ今後は有料化も検討されているようなので、使うなら今のうちかもしれません。