新年
年末年始の休暇が明けて、「家族で旅行に行って・・・」とか「帰省先で久しぶりに同級生とあって・・・」とか「コミケでボーナス吹き飛んだ・・・」などと、そこかしこから聞こえる土産話に一切加われずに受け流す一方の皆さんこんにちは。もしくは部屋に閉じこもり過ぎて休暇明けに声が出るか不安だった皆さんこんにちは。休暇期間中、コンビニで「温めますか?」の問いに「いいえ」と答える時しか声を発していなかったことに気づいた皆さんこんにちは。お仲間ですね、今年もよろしくお願いいたします。
例年通り年末年始は80%ぐらいはダラダラと無気力に過ごしていたのですが、残り20%を振り絞ってなんとかゲーム制作に試行錯誤した結果、いつの間にかこんな感じのシーンが出来ていました。
漫画風画面
こういった画面を作る場合は主にポストエフェクトが使用されると思うのですが、今回の場合は以前このブログで紹介したColorBox Shaderを使って作っています。
ColorBox Shaderはテクスチャなしでモデルに色付けできるシェーダで、モデルの6方面(前後左右上下)それぞれに違う色を指定でき、フラットでカラフルな表現をしたい場合に有用なアセットです。
上の動画ではCubeの各面に違う色を指定していますが、当然ながらあえて(濃淡のみを変えた)同じ色を指定することもできます
そして、これに加えてOutlineも設定することができます
単一色のオブジェクトにOutlineを加えると3Dモデルなのにフラット感(2D感)が強くなったと思いませんか?
もうちょっと分かりやすく、シーン内のオブジェクト全てにColorBox Shaderで単一色のマテリアルに変更してみます。
これが・・・
こうなります。
オブジェクト全てが同じ色で塗りつぶされているのでOutlineが強調されて線画(漫画)っぽくなったと思います。
SkyBoxも同じ色に
ColorBox ShaderではSkyBox用のマテリアルも作ることができるので、背景となるSkyBoxもオブジェクトと同じ色にするとさらに漫画風味が増します。
これを利用してちょっと動きのある動画を作ってみました。
カメラが動いてもそれに合わせてOutlineも変更してくれるので違和感はありません。
もうちょっと工夫すればインパクトのある画面が作れそうですね。